小札(こざね)

小札とは、鎧の胴体や腰回り,袖、そして兜など、鎧を構成するあらゆる部分に用いる、鎧の極めて主要な構成要素です。一般的な小札の形式は革または鉄板金を素材とする縦長の小形の短冊形であり,この小札を横方向に革紐で連結し、そして仕上げに何層にも漆を塗って極めて強固な小札板とします。そしてその小札板をカラフルな組紐をもって上下方向に組紐や革紐で連結して仕立てます(この作業を縅「おどし」といいます)。

 

小札の形状は、歴史的背景に対応した時流のうねりに見事に乗じ、様々な形態に変遷してゆきます。

Show More

Copyright © 2005-2019 小札屋

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
室町時代

室町時代の中期頃になれば戦の主流は集団戦で地に足をつけて野原を駆け巡る戦い方(徒戦)が主流となるのに合わせて鎧の構造がかなりスリム化され、また身体への荷重軽減のため軽量化されてゆきました。小札の大きさは平安時代の頃に比べて半分以下の幅のサイズになりました。 室町時代後期には、小型化した小札の強度を増す意味で盛上小札という形式が発明されましたが、製作にとても手間暇要するため、重臣クラスの鎧で流行しました。